第101回-あずまくんが答える-『不動産を売買した時に、仲介業者に支払う手数料はどのようになっているのでしょうか。詳しく教えてください。』
マンションや一戸建て住宅、土地などの不動産を売却や購入するとき不動産会社の仲介を利用される人は多いといえましょう。売却や購入の方法としては、知り合いに売る方法もありますが、不動産取引をしている会社を利用する方法が多くなっています。このような立場の業者を不動産の仲介業者と呼び、この際に仲介の手数料が必要となってきます。
この、仲介業者に支払う仲介手数料は購入側と売却側双方から徴収することが可能です。マイホーム等の購入予算は、物件そのものの購入代金に加え仲介業者に支払う仲介手数料や登記のための司法書士への報酬や住宅ローンを使った際のローン事務手数料、引っ越し費用などの諸費用も頭の中に入れておく必要があります。
購入する側でなく売却する側も仲介業者に依頼すれば仲介手数料の支払いがありますし、税金などの支払いもあるので売却金額=全額手元というわけではないのです。仲介業者に支払う仲介手数料は、仲介をお願いした不動産会社に支払う成功報酬であり、売買契約が成立した時点で発生するなどの特徴を持ちます。売却の際には、売却をお願いした最初のタイミングで媒介契約を交わす形になり、仲介手数料の金額もその段階で確認ができるので必ず目を通すことをおすすめします。一般的には仲介手数料は、売買価格が400万円を超えると、売買価格の3%に6万円を加算した金額に消費税が課税された金額で計算されます。