第19回 あずまくんが答える『保育園と幼稚園の違いについて』

第19回 あずまくんが答える『保育園と幼稚園の違いについて』

まず、この二つは管轄や法律が違います。保育園は厚生労働省の管轄となり児童福祉施設です。
保育士は国家資格となります。そして幼稚園は文部科学省の管轄で教育施設です。こちらは教諭免許が必要です。
年齢は保育園は0歳から利用できるのに対し、幼稚園は3歳からとなります。
次に保育時間ですが、保育園は標準保育時間が8時間、幼稚園は4時間です。
どちらも時間の延長可能な場合が多いので、ライフスタイルにあわせて調整は可能です。
料金は自治体によっても大きく差があるので、ご自身が住む地域のホームページなどでご確認ください。

入園条件ですが、保育園は仕事や病気などで子どもの保育ができない、保育に欠ける事情のある人が利用する施設です。
自治体により条件の基準は違いますが、基本ご家庭に保育者がいる場合には利用できません。
一方幼稚園は決められた年齢になれば入園することができます。保育時間が保育園に比べると短く、夏休みなどの長期休暇もある為、共働きで仕事をしているご家庭は、保育園を選択する人が多いと思います。
しかし最近では幼稚園でも延長保育がありますし長期休暇でも預かり保育を行う園もあるので、共働きのご家庭であっても幼稚園という選択肢を選ぶことも可能となっています。

入園を決めるタイミングは秋頃です。どちらにしても園の雰囲気や教育方針は実際にリサーチしてみないとわからない部分もあります。
ほとんどの園は見学することができるので実際に園の様子や施設の確認などをして選択すると良いでしょう。
自宅付近の園から選ぶこととなりますが、幼稚園は通園バスがある園も多いので範囲は広くなります。
近所の園を選ぶメリットとしては、小学校入学前に親も子供も地域のコミュニティに入ることができるということです。
小学校の入学は子供にとって精神的な負担が大きいので、友達と一緒に通えるということは安心材料となります。