第50回 『南紀熊野の自然を楽しみながら学べる「出発の場所」とは?』
雄大な山々に大海原、そして清らかな川…魅力的な自然に彩られる和歌山県にあって、地球が生み出す景勝地のダイナミズムを特に実感できる地域は紀南地域です。紀南には串本町の橋杭岩、古座川町の一枚岩など大迫力の景勝地がたくさんあります。本州最南端、串本町潮岬観光タワーに隣接する『南紀熊野ジオパークセンター』は、そんな南紀熊野10市町村のジオパークの魅力を発信する施設。「ジオパーク」とは「地球・大地(ジオ)」と「公園(パーク)」を組み合わせた造語で、地球を学び、丸ごと楽しめる場所を指します。
センターではプロジェクションマッピングや体験装置、常駐ガイドによる実験などを通じ、「プレートが出会って生まれた3つの大地」の自然はもちろん、地域の文化や特色まで楽しみながら学習できます。またジオツアーや講演会、体験型イベントなども開催されるので、実際に参加して体感するのもアリ。
このセンターはいわば「出発の場所」。センターで学んだ後に、県内各地のジオパークを巡って、自分たちの町にある「宝物」に気づいてみませんか?